さて、第4聲「いざボイトレ海!僕らはどこを目指すのか!?(後編)」
となります(前編を読んでない方は「第3聲」ぜひまずそちらを!)
前編では
「歌を上手く歌う為に必要となる
体の器官と構造は共通して与えられており
すでに備わっているものを利用する
利用できるようにする。
ただし現在その使い方が眠っている状態である事が多い」
ことを話しました。
さて
みなさんは
「歌が上手くなりたい」
「声が出るようになりたい」
「高い声が出せるようになりたい」
と思いボイトレ海に飛び込む方も多いと思います。
ただなんとなく具体的でありそうで曖昧でもありますよね。
その為に何をしたらいいか?の部分とか。
僕もそうでした。
先日Zen Voice FactoryのTwitterで質問をいただき
同じ事を考えている方も多いのではないか
そして今回の後編の主旨にもなるので
そちらを掲載させていただきます。(ご質問ありがとうございました!)
○「どうゆう状態になれば歌が上手くなったか」
○「ボイトレの成果がでたか」
○「歌が上手い、下手の明確なポイント」
確かにこういったものが感じにくいと
ただただ霧の中を当てもなく進んでいる気がしますよね。
トレーナーがどんなに良い方だとしても
その状態で長い期間トレーニングを続けていくと
どうしても迷いは生まれてきてしまうと思います。
それが「人」というものかと思います。
トレーナーや、トレーニング内容への迷い
または自分にはできないんじゃないか?という自分への迷いが生まれます。
僕は万が一トレーナーにそれが向いても悪い事だとは思いません。
人ですから。
解決するのも僕らには大事な事です。
解決できる内容、伝え方を一生懸命に考えます。
それよりも習う側の方が「自分が悪いんじゃ?」
となる方がまずいです、なぜなら
そんな事はないからです。
やはり
「成長変化を自身が実感できる」という事が大切で
それだとモチベーションは上がるし、維持できると思います。
上手くなってるのかどうなのか
自身が実感できないとモチベーションは維持しにくいですよね。
第1聲でも話したように
ボイストレーニングと歌の練習は別と考えています。
歌はパフォーマンスの練習、そのパフォーマンスをできるように
また常にできるように維持する為のトレーニングが
ボイストレーニング(いわば筋トレ)です。
ご質問にあるように「ゴールがないのがボイトレ」
とありましたが
ボイストレーニングはまず
発声に使う筋肉達、声帯が動くようになるということが
ある意味ゴールですが
ゴールした後に
その筋肉を維持し続けなくてはならないので
そこから終わりはありません。
むしろゴールし続けていなくてはいけないのです。
歌の練習に関してもゴールはあります。
ただそのゴールをどこに置くかはそれぞれで
もっともっと歌の表現を追求しようと思えば
ゴールした後、またその先のゴールが自分で設定できます。
これまたある意味終わりはない
だからこそ面白い。
しかしながらゴールはあるにはあるので
そのゴールを認識してクリアして
達成感、実感をもつ事は
モチベーション維持には大事かと思います。
そして次のゴールを目指す。
その方が単純に楽しいですよね!
というわけで
質問にもTwitterでお答えしたのですが
より詳しく「僕らはどこを目指すのか」
を書きたいと思います。
そもそも
「歌が上手いってなに???」
ですが
これは
1.良い感情の音色が使える
2.曲の中にある「旋律」を声で表現できる
3.ノリたくなるリズムを出せる
で良いかと思います。
歌を聴いて思わず、泣けてきたり
元気が出たり、かっこいいいなあ、かわいいなあ
と思うような声で歌われたら心動きますよね。
そして、作曲者の方が作ったナイスなメロディーが
歌で聴こえてきたら、ああいい曲だなあ、好きだなあ
心が動きますよね
そして体が動きたくなるような、踊りたくなるような
リズム、これはバラードでもアップテンポでもです
心地よくなって心動きますよね。
楽器の演奏と一緒ですよね
僕らは声で演奏します。
声で、歌でリスナーを心地よくさせる、心を動かすことができれば
上手いと思ってもらえる。そのポイントが上記3つかと思います。
これができれば完璧じゃないでしょうか!
逆に言えばこの3つが出来て来ない
例えば、切ない曲なのになぜかあまり切なさを感じない
楽しい曲なのに全然その音色がしない
そうするとリスナーは違和感を感じるんですね
「あれ?もしかして歌ってる人うまくないのかな?」と。
メロディーにしても、メロディーがぶつ切りだったり
うまく音程が出ていなかったりすると
メロディーの良さは伝わらず心地よくなりません。
リズムに関しても同じです。
そうなるとあまり上手くないになってしまうでしょう。
上記3つのポイントをできるようにするためには
できるようになりたいボイストレーニングの3大ポイントがあります!
1.良い呼吸のコントロールができる
2.良い振動のコントロールができる
3.良い共鳴のコントロールができる
です。
この3つは僕のホームページのレッスン内容を説明したところにある
声とはそもそもどこが関わって生まれるかの3つであり
ボイストレーニングとはそもそもどこを鍛えれば良いかという3つです。
トレーナーの発生の仕組み、体の構造を理解した上で
声を聴き、発声してる姿を見て
3つのポイントのどこがどうなっているからその発声かを判断し
的確なトレーニングへと導く形となります。
第4聲「いざボイトレ海!僕らはどこを目指すのか!?(後編)」
を総括しますと。
僕らはどこを目指せば良いか?目的地「歌うま島」はどこか?ですが
それは
1.良い感情の音色が使える
2.曲の中にある「旋律」を声で表現できる
3.ノリたくなるリズムを出せる
であり、たどり着くために
1.良い呼吸のコントロールができる
2.良い振動のコントロールができる
3.良い共鳴のコントロールができる
ようになるためのトレーニングを積む。
となると思います!
僕らトレーナーはボイトレ海でみなさんを導く
いわば羅針盤と考えていただければ良いと思います!
わからないことがあれば羅針盤に尋ねれば指し示してくれるはずです!
羅針盤が何だか頼りなくてはダメですが苦笑
霧を払い迷わずボイトレ海を航海し
島へたどり着くお手伝いができればと思っています。
その為に僕も羅針盤の能力を磨き、維持するよう頑張っていきます!
「日々トレーニングは進化していく」
それではまた第5聲でお会いしましょう!
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