LV.1 Vocology(スポーツ医学的)で発声に使う筋肉群を明確にトレーニング!!
<発声において鍛えていかなきゃならない筋肉とはどこか??>
音を出すものは即ち【楽器】です。
発声する事も歌を歌う事もその楽器を使って行っていると言えます。
「楽器」は【原動力】で素材を振動させ【原音】を作り、その原音を【共鳴腔】で共鳴させ鳴らす仕組みです。
(サックス) 息【原動力】で唇とリードを振動させ【原音】を作り、それを菅【共鳴腔】で共鳴させ鳴らす
(クラシックギター)指orピックで弦を弾き【原動力】弦を振動させ【原音】を作り、ギターのボディーの空洞【共鳴腔】で反響させ鳴らす
では歌を歌う事や、発声を上記の3つの【原動力】【原音】【共鳴腔】で説明するとどうなるでしょう?
わかりますか?どんな楽器なのかを説明すると以下の図になります
*スマホ等でご覧の場合「画像を開く」で大きくしてご覧下さい。
水色の3つの正方形に書かれた場所を鍛えてそれぞれを「自由自在」に使えるようにする事がボイストレーニングです。このどこかが「自由自在」ではない事が発声、歌唱の苦手ポイントに繋がっています。
水色の正方形が「自由自在」と言えるには下の緑の3つの正方形で説明したものが出来るようになる必要があります。あなたはどこができないでしょうか?そこが現在の発声、歌に現れる課題点の原点です。
《チェックポイント》
【原動力】
1.息を最低30秒吐き続けられる
2.両手を上げて片足立ちで1分余裕(体幹に自信あり)
3.姿勢はとてもよい
4.腹式呼吸をしっかり理解してできる
【原音】
1.声帯をたるませる→厚く→薄く→離すそれぞれができる
2.それを繋げられる
【共鳴】
1.軟口蓋を引っ張って音を変えられる
2.喉頭が上下に柔らかく動かせる(呼吸時も)
3.舌を自由に動かせる
4.仮声帯の開閉ができる
簡単にですがチェックポイントが一つでも苦手や不安があるできない方はレッスンをしてみると変わってくると思います。
ここを全て出来るようになると感情表現やリズム表現などの「表現力」というものLV2、3のトレーニングはしやすいですし、自ら出てきやすくもなります、
プロのようにできる「表現力」のテクニックも更に学びやすくなります。
どんなに感情を出そうと思っても大元の楽器が鳴らない楽器では難しいです。
上記の楽器の仕組みを知らず身体のどこの器官が関わっているかを曖昧なまま感覚だけでレッスンを行っていると、せっかくボイトレをしていても精度が落ちたり、的確に鍛えるべき場所が鍛えられずに、
上手くなるまでにかなりの遠回りをしたり結果が出にくい事も多く起こります。
各生徒さんがどの部分がどのように苦手が故に現在の発声、歌唱かを上記の視点からしっかり判断し、
理解をしていただいた上でその部分を克服するその方だけのメニューを組むレッスンとなります。
そして「精神面」や「体調面」ももちろんこの水色の正方形3つの状態に影響しますので
「精神面」はコーチング技能、「体調面」は僕の知り得る知識と専門的な部分は
ボーカル向けメンテナンスメニューを作っていただいた
国分寺みんなの整骨院の稔田先生とも相談しながらアドバイスしていきます!!